未経験からプログラマに、俺はなる!!〜とある東大生の挑戦記〜

院進学予定の東大農学部生がふと思い立ち、10か月でアメリカのプログラマーになるまでの記録(初めての方は左上のリンクから「このブログについて」に飛べます)

日本の英語教育はここがおかしい〜とある東大生の思うこと〜

日本の英語教育について、自身がこれから海外を志向するにあたってちょっと思うことがあるので短めに書いておきたいと思います。

〜英語歴〜

・英語に初めて触れたのは中学生になってから

・県立の中高で英語を学ぶ

・上京して1年間の浪人中に、河合塾で英語を学ぶ。(多読に出会う)

・東大前期教養で軽く英語の授業

です。

〜今の実力〜

英語版ドラえもんは2-3割くらいしか分からない

FRIENDSとかは2%くらいしか分からない

・生物系の論文やハリーポッター原著は普通に読める

TOEFL iBT 90/120点

くらいです。

〜思うこと〜

・僕をはじめとして英語みんな出来なさすぎ。

・英語ができれば本当に世界が広がると思うけど、見て見ぬ振りしてる

・英語さえ満足に出来れば、アメリカでも中国でもインドでもシンガポールでもロシアでもドイツでもフランスでも世界中ほぼどこへでも行って働ける。

・別に行かなきゃいけないわけじゃないし日本がやっぱり素晴らしいと思うけど、選択肢が一気に増える。人生の早めの一時期、海外に長期で行くっていうのはやっぱりいいことだと思う。(理由は省略)

 

〜細かく〜

東大生でも満足に英語の出来る(特に聞ける喋れる)人なんてほとんどいません。この状況を見る限り、他の大学もそんなに変わらないでしょう。でも文章の問題を出されたら、みんな普通に辞書引きながら読めるとは思います。問題は「音」に対する弱さです。さらに「音」って言っても、実は喋れない方はそんな問題じゃない。聞く力の方がよっぽど大事で、話す力は聞く力の後につければいいと思います。特にいわゆるホワイトカラーな職業に就く人は、日本語でまずしゃべれるようになるのが先だと思います。

 

聞く力の方が大事だと思う理由(大事):世の英語コンテンツ(コメディにしても大統領演説にしても)の英語は、こちらに合わせてくれない。アメリカ人や英語の堪能なヨーロッパ人、中国人向けの英語を、僕らは彼らと同じ土俵(スピード、語彙)で聞いて理解しなきゃいけない。けど僕ら日本人が話すときは、英語に堪能な聞き手がレベルを合わせてくれる。あんまり下手だとダメだけど、相手も少しはこちらを理解しようと努めてくれる

意見のある人はコメントください笑

追記:加えて本当の英語の「音」に対する感覚が鋭くなれば、自分の話す英語の「音」に対しても敏感になると思います。多分ですけど、そうなればきっとすぐに話せるようになると思うんですよね。自分で喋ってて、「あ、今の発音おかしかったな」って分かるのと、ネイティブに英会話教室で指摘されて初めて気付くのでは効率にものすごい差がでてきます。英語の音ってちゃんと聞いてみるとカタカナと全然違うんですよね。。

脱線しますが、ここでrとl(など)の発音について。聞き分けは難しいし、僕もまだ全然完全じゃないです。日本語でそれらを区別してないのでそれは仕方ない。とはいえ英語では両者を明確に区別する以上、区別は必須なはずです。これは忘れがちですが、「ネイティブじゃないから発音は正確じゃなくてもいい。日本人なんだから」とかそういうレベルじゃないです。だってraceとlaceは、batとbutは、全く違う単語なんですから。これを区別できないのは、"訛り以前の問題"だと思います。まあ僕も区別できないのであれですが。。笑

そして、この話も、聞く力の方が重要であることを示す例の1つになるだと思います。

若干繰り返しになりますが。

我々が喋るとき。曖昧な発音をしても、彼らはそれがrかlか瞬時に判断してくれます。

彼らは語彙がはるかに豊富なので、「今のはrに聞こえたけど実際はlだろう。だって文脈的にもそうだけど、そこの音がrの語はないから」っていう考え方ができます。

我々が聞くとき。rかlのどちらか聞き取った音で脳内検索をかけても出てこなかった場合、「聞き取った音が間違っているのだろうか。それともそういう語があるのか。」迷います。これは負担です。語彙が少ない分、音を聞き誤っちゃいけないんです。

どうすればいいかっていうと、リスニングの勉強をするときにとにかく注意を払う。英語の音に対する感覚を磨く。これしかないと思います。発音の練習は、聞き分けられるようになってからだと思います。だって、自分がちゃんと発音できてるか分からないんだから。

〜解決案〜

その前に。

まず根本的に日本って英語が下手になりやすい環境だと思うんですよね。

日本語だけで満足いく生活送れるし。すぐ翻訳も手に入るし。

けどその環境でも、「その気になれば英語コンテンツを楽々消費できるぜ」って人口を増やすには。。って考えると、手っ取り早いのはこれかなって思いました。あ、決定ってわけじゃないです。もっといい案があったら全然乗り換えますw

案:高校、大学受験での英語の試験で、

・リスニングの配点を50-60%くらいに引き上げる

・リスンングはアメリカ英語やインド英語など、早くはなくても繋がった聞き取りにくい英語。

・リスニングの語彙と文法は抑え目

・紛らわしい発音の語彙聞き分けテストも20%分くらい

今の英語教育の何が特に良くないと思うかっていうと、

・雰囲気:頑張って英語風に読むと、周りから「ダサい」と思われる

・カタカナの弊害:英語を頭の中でカタカナに変換しちゃう。すると実際の音を聞く努力を放棄しがち。もしカタカナがなかったら日本語は貧困になるかもしれないけど、英語力は上がると思う

・師匠:先生も英語力ない。文法マニア、減点マニア。

・音の軽視:英語をまるで数学のように学んでいる(音の存在を忘れたかのよう)

・文法の異常な重視:ピリオドやカンマ忘れただけで減点されたのはいい思い出

とかだと思うんですよね。

雰囲気、カタカナの弊害、師匠は現実問題どうしようもない。

なので大切なのは、「適切な評価基準を外部から与える」ことだと思います。

それはつまり、受験を変えるということです。

結局は高校、大学入試で音が軽視されてるから、音を軽視した教育がされると思うんです。

確かに今でもリスニングは導入されてますけど、割合が小さい。

それに中身も、ゆっくりとした難しい英語を聞くタイプのリスニングです。

そういう難しい話は筆記でやればいい。

早いペースで話されると、カタカナ英語ではどうしようもありません。

中学時代、僕は英語の成績はそんなに悪くなかったと思いますが、リスニングに割いた時間は文法などに割いた時間の50分の1くらいだったと思います。

これが半々くらいだったら。今の僕の苦労はかなり減ったんじゃないでしょうか。

「語彙や文法は分からないけど、音は分かる」っていう状態こそが、英語学習における初期段階で身につけるべき土台なのではないでしょうか。

語彙や文法は大人になってからでも身につきますし、若いうちにやってもそのあとやらなければ忘れます。英語の音に対する感覚や注意深さは中高生の間に学ぶべきだった。そう感じます。

 

お気付きの点ありましたらコメントください!!!

 

〜追記〜

割と適当な気持ちで書いた記事だったのですが、書き終えて気付きました。

結局の問題の起点は、「実際の世界で使われている英語の音を何も知らないくせに、僕らは英語が出来る気になってしまいがちなこと」です。言い換えると、「『(英語がかなり読めるようになってきたので)よっしゃ、アニメでも見てみるか』と思って見てみても、何を勉強してきたんだと思うくらい理解できないこと」です。

 

英語教師の英語力

何割の先生がankleとuncleを区別できるでしょうか。全く違う単語の聞き分け、発音分けが出来ないのに英語を教えるというのは、かなり危険だと思います。

 

音声教育

音は言語を構成する非常に大きな一部です。

文法や語彙など、そんなのは後からやればいい。

小学校からやるかどうかなどは、まずはどのような英語教育をすべきかを決めてからです。今の中学英語をそのまま小学校にスライドさせてもダメだと思います。

そして今思う「良い」教育というのは「単語とその音の対応から始める」「音に注意して学ぶ習慣づけから始める」教育です。リス二ング偏重教育ですね。

「音と単語の対応」さえ確立すれば、あとは文法や語彙を学べば学ぶだけ、リーディング力だけじゃなく、リスニング力も同じくらいについていくはずです。現状、語彙が増えてもリーディング力しかつきません。これはとても残念なことだと思います。

批判ばかりでも仕方ないので、教育法について少し考えてみました。

 

教育例

まずイラストと、そのイラストに対応した単語を書いた、絵本を配ります。イラストは、イカやタコでも、犬でも構いません。全ての単語には発音記号が大きく書いてあります。

出てくる単語の中には、音が紛らわしい単語もたくさん混ぜておきます。

そして、教室で絵本の音声をテープで流します。

子供達には音をよーーく聞き取るように言います。言語と思わず、音楽と思うくらい。家でも聞いてきてもらいます。

ここで一通り聞かせた後に本当は子供に発音させ、それを教師が矯正できるのがベストだと思いますが、それができる教師というのは極稀でしょう。なのでそれはやめて、教師は発音方法の口の形などを描いたパネルなどを使って、発音の技術的な方法を教えます。

そして、テストでは積極的に紛らわしい音(carveやcurveなど)の聞き分けテストをします。

問題用紙にはA. carve(kˈɚːv) B. curve(kάɚv) のように印刷しておき、どちらが発音されたかを選択します。意味を知らなくても、発音記号でそれがどちらの語であるかを聞き分けられるようにします。各発音記号ごとの音をいきなり辞書的に教わるのは苦痛でしかないと思うので、単語を学習していく中で出てくるたびに説明して、自然に覚えていくくらいが丁度いいでしょう。

イメージとしてはもはや音楽のスパルタレッスンに近いかもしれません。音符が発音記号です。どの音が聞こえたかを、音符を選んで回答します。

そして、この手のA or B問題をひたすらやります。生徒たちは発音(と記号)に、今とは比べ物にならないほどの注意を向けるようになるはずです。

その上で、"Hello"とか"This is a pen"、"My name is Mike"など、いつもの英語をやります。

子供達は得るものが違うはずです。リスニング偏重授業は続けます。

この先の文法に関しては、教師の得意とするところでしょう。さすがに耳だけで言語を習得できるほどの学習時間は他の科目との兼ね合いもあって取れないでしょうから、文法は全く否定しません。大切なツールだと思います。

 

当然ですが、今の英語教師も素晴らしいと思います。

多感な時期を過ごす中高生を相手にすると考えるとそれだけで僕は参ってしまいます。そんな彼らに英語を教えるというのは本当にすごいことです。文法の教え方も確立されており、素直にすごいと思います。

ですが、その上であえて意見させていただいた、ということですね。

 

こんなのどうでしょうか!?!?

 

書いていてこれが本当に機能するかとても試してみたくなりました。誰か塾でやってくれないかなー?笑

誰もやらないならいつか僕が塾開いてやってみたいな。